話しのネタ:キッカケを作る
話力チェックにお越しになる方から「話しのキッカケが作れない」との相談を受けます。
会話の相手との距離を縮めるには、まずは共通点を見つけて、共感を表すことが大切です。
同じスポーツが好き・出身地が同じ・仕事を聞いたら同じ業界だった・・etc
共通点のある相手には親近感を持ちやすく、初対面でも打ち解けやすいのです。
そんな「最初のひとこと」に何を問いかけたら良いのかということかと思います。
昨年、31年半続いた「笑っていいとも」
司会のタモリさんが「テレフォンショッキング」に招いたゲストは延べ8000人にも及ぶそうですが、彼がゲストから「話しを引き出すひとこと」が
「休みの日に何してるの?」だそうです。
相手の興味関心や共通認識がわかれば、話題を見つけるのも、質問をするのも無理がありません。
好きな話題であれば、あれこれ考えなくとも雑談を楽しめることでしょう。
その共通点をどのようにしたら見つけることができるのか
1)まずは自分の情報を
共通点を見つけるには質問が欠かせません。
しかし、質問ばかりしていると、尋問のようになってしまいます。
自然な流れで質問をし、相手のガードを下げてもらうためには、まずは自分の話しから始めてみます。
例)「私は秋田県出身なのですが、ご出身はどちらですか?」
自分が先に情報を開示することで、相手も尋問のようには感じなくなりますし、話もしやすくなります。
2)始めに広めな質問をする
共通点が増えるよう、始めの質問は狭い範囲よりも広めの質問がいいでしょう。
「私は秋田県の出身ですが、Aさんは、どちらの出身ですか?」よりは
「私は東北の出身ですが、Aさんはどちらの出身ですか?」のほうが
「あ、おなじ東北同士ですね」と共通点を見つけやすいです。
3)いま、目に付くものからジャンルから探す
食事をしながらなら今、目の前にあるものを見ながら「どんな食べ物が好きですか?」とか
今日の服装から「どんなアクセサリーが好きですか?」とか
壁のポスターをを見ながら「どんなところに旅行したいですか?」
とか
唐突に話題を振るよりも、話しかけやすいと思いませんか?
始めはムリヤリっぽいですが、話をするうちに共通な嗜好だったりで、新たな共通点がみつかることも少なくありません。
さて出身地の話しが出たところで、私が昔使った方法を伝授しましょう。
私:Aさん、出身はどちらですか?
A:山形市です。
私:あ、山形市なんですね。
駅前に山形銀行があって、その向かいのパチンコ屋の間の道を抜けると、ほらなんていう居酒屋でしたっけ?
A:え?藤原さん、来たことあるんですか?
居酒屋Fですよね。
あそこの刺身がおいしいんですよ!
私:そうそう、Fだ。
山形に来たからにはと、紹介されたんだよね。
: : : :
いえいえ私は山形市なんで行ったことありません。
地方都市の駅前って、だいたい「地方銀行の駅前支店があってパチンコ屋があって、その間に商店街があって」ですよね。
私:ところでBさんは、どちらの出身なの?
B:新潟です。
私:あぁ~、駅前の第四銀行とパチンコ屋のあいだを抜けたところにある、あの居酒屋って何だっけ?
A:あれ?
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【担当:藤原】
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