13 4月

話しのネタ:キッカケを作る

話力チェックにお越しになる方から「話しのキッカケが作れない」との相談を受けます。

会話の相手との距離を縮めるには、まずは共通点を見つけて、共感を表すことが大切です。

同じスポーツが好き・出身地が同じ・仕事を聞いたら同じ業界だった・・etc 

共通点のある相手には親近感を持ちやすく、初対面でも打ち解けやすいのです。

そんな「最初のひとこと」に何を問いかけたら良いのかということかと思います。

昨年、31年半続いた「笑っていいとも」

司会のタモリさんが「テレフォンショッキング」に招いたゲストは延べ8000人にも及ぶそうですが、彼がゲストから「話しを引き出すひとこと」が

「休みの日に何してるの?」だそうです。

相手の興味関心や共通認識がわかれば、話題を見つけるのも、質問をするのも無理がありません。

好きな話題であれば、あれこれ考えなくとも雑談を楽しめることでしょう。

その共通点をどのようにしたら見つけることができるのか

1)まずは自分の情報を

共通点を見つけるには質問が欠かせません。

しかし、質問ばかりしていると、尋問のようになってしまいます。

自然な流れで質問をし、相手のガードを下げてもらうためには、まずは自分の話しから始めてみます。

例)「私は秋田県出身なのですが、ご出身はどちらですか?」

自分が先に情報を開示することで、相手も尋問のようには感じなくなりますし、話もしやすくなります。

2)始めに広めな質問をする

共通点が増えるよう、始めの質問は狭い範囲よりも広めの質問がいいでしょう。

「私は秋田県の出身ですが、Aさんは、どちらの出身ですか?」よりは

「私は東北の出身ですが、Aさんはどちらの出身ですか?」のほうが

「あ、おなじ東北同士ですね」と共通点を見つけやすいです。

3)いま、目に付くものからジャンルから探す

食事をしながらなら今、目の前にあるものを見ながら「どんな食べ物が好きですか?」とか

今日の服装から「どんなアクセサリーが好きですか?」とか

壁のポスターをを見ながら「どんなところに旅行したいですか?」

とか

唐突に話題を振るよりも、話しかけやすいと思いませんか?

始めはムリヤリっぽいですが、話をするうちに共通な嗜好だったりで、新たな共通点がみつかることも少なくありません。

talk

さて出身地の話しが出たところで、私が昔使った方法を伝授しましょう。

私:Aさん、出身はどちらですか?
A:山形市です。

私:あ、山形市なんですね。
駅前に山形銀行があって、その向かいのパチンコ屋の間の道を抜けると、ほらなんていう居酒屋でしたっけ?

A:え?藤原さん、来たことあるんですか?
 居酒屋Fですよね。
 あそこの刺身がおいしいんですよ!

私:そうそう、Fだ。
 山形に来たからにはと、紹介されたんだよね。

 : : : :

いえいえ私は山形市なんで行ったことありません。

地方都市の駅前って、だいたい「地方銀行の駅前支店があってパチンコ屋があって、その間に商店街があって」ですよね。

私:ところでBさんは、どちらの出身なの?

B:新潟です。

私:あぁ~、駅前の第四銀行とパチンコ屋のあいだを抜けたところにある、あの居酒屋って何だっけ?

A:あれ?

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【担当:藤原】
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