27 4月

固定観念を利用したり逆利用する話し方

こんにちは。
夕暮れの港の風が心地いいですよ。ヒューマン話し方教室の太田登です。

今日はとっても綺麗な夕焼けを観ることが出来ました。明日はきっと素敵な朝焼けを観ることが出来るでしょう(^_^)

image

なぜ人は夕陽や朝陽を眺めるのでしょうか?初日の出とか登山の際の御来光とか、夕陽を眺めながらのディナークルーズが人気だったり、やはり特別なものなんですよね。

でも、日中に天空で輝いている太陽も、当たり前ですが物理的には全く同じ物体です。どうして日中の太陽は、感謝されたり崇められないのでしょう?

これにはスピーチでも共通する点があるんです。えっ?いきなりすぎますか?(笑)

まず、太陽というテーマで話すとしましょう。ここで何の想像力も働かせずに、ただ頭上にある日中の太陽について話をしても、当たり前すぎて面白くありません。固定観念によって、人は日中の太陽は特別なものではないからです。当たり前すぎる存在なんですね。

では、同じ太陽について話すのなら、ちょっとだけ想像力を働かせ、太陽がキャラクターを際立たせるシチュエーションについて話をすれば、聞き手は興味を持ってくれるのです。

もう少し深く洞察して戦略を立てましょう。言うなれば、先程の固定観念を利用するんです。

人は、朝陽には「希望」「未来」「始まり」などのイメージを持っています。文字通り何かが始まる予感を感じています。

逆に夕陽には、「哀愁」「過ぎ去りし日々」「終焉」などといった何かが終わってしまうイメージを持っています。

このイメージこそが、人の観念なのですね。Aというものはこういうものだ、Bというのはこうあるべきだ、という感じで、日々の思考を楽にしているのです。

朝陽を見れば心ときめき、夕陽を見れば心は沈む、それが当たり前だと思っていれば、自分は自分なりにどう感じるか、を決断する必要がなくなるからです。

この観念をスピーチで利用しない手はありません。人から共感を得たい時には、人の固定観念に沿った話をすれば上手くいく可能性が大きいのです。イージーにまとめたいスピーチのときにお勧めです。

また、人を少し驚かせたい時や、聞き手が期待することを、いい意味において裏切ってしまうインパクトのあるスピーチをしたい時は、一般的な固定観念の逆を付く話し方が効果的です。

人は夕陽を眺めると悲しくなったり寂しくなったりするんですって!? え〜、知りませんでした。私、変人なんでしょうか? 夕陽を浴びると無性にワクワクしてきます。だって今日も楽しかったし、明日は何をしようかなぁ、とワクワクする心を引き出してくれるのが夕陽じゃないですか!(笑)

最後までお読みいただきましてありがとうございます。【担当:太田 登】
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*
*- ヒューマン話し方教室は、スクール【学校】ではありません。
*- 場かず、場慣れ、立ち慣れのための、話しのトレーニングジムです。
*- 何か、あなたのお役に立てることはありませんか?
*- 朝礼・会議・面接などでのあがり症・伝わりやすい話し方など
*- いつでもご相談ください!!
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*
ヒューマン話し方教室 (新橋センター)
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館4階
TEL: 03-6869-0935
Mail: talkgym.tokyo@gmail.com
URL: http://talkgym.tokyo/
【事務局: 吉岡】
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*
(会場) 新橋・横浜駅前・横浜石川町・川崎・池袋