こんにちは。
ＧＷも毎日楽しく！ヒューマン話し方教室の太田登です。今日も素敵な一日になりそうな予感でいっぱいです(^｡^)

さて、今日はアドリブのお話です。

皆様の日常生活の中で、アドリブが必要な話し方ってどんな時ですか？

例えば、ただ座っているだけで良かったはずの会議や集まりで、予期せぬ発言を求められた時はいかがでしょう？また、コンサート会場などで、舞台の上にどうぞ！と御指名がかかった時などはいかがでしょう？

このような予期せぬ出来事は、物凄くアドリブとしての反応能力が試される状況だと思います。

でもアドリブを必要とする話の場面は、何もこんな特別な場合だけではありません。逆説的に言うと人は、100%予定調和された対人行為以外の全ての状況にて「アドリブを駆使して対応している」のです。

では100%予定調和としての対人行動とはどんな時でしょう？それは、返ってくる相手の反応がほとんど全て予測できる場合です。

例として、コンビニのレジに飲み物を持って行けば、店員さんが会計をしてくれて、有難うございます、と言ってくれますよね。スタバでコーヒーを買えば、良い一日をお過ごし下さい、と言って貰えますね。

これらは、我々が予測でき、かつ我々のアドリブを全く必要とされない場面の一例です。しかしながら、これらは私達が日々行う対人行為のほんの一部に過ぎません。

私達は、アドリブが必要とされるだろう会話を日常的に数多くこなしています。

知人友人との普通の会話の中で「昨日は帰ってから家で何してたの？」とか「今度の週末は何をする予定なの？」と急に質問が来ることって当たり前ですが良くあることですよね。

ちょっと考えてみましょう。これらの質問への返答って、アドリブなのでしょうか？

私は、これらこそ日々のアドリブの例だと思うのです。また、こんな何気ない質問を投げてくれた方に対して、どこまで気の利いたアドリブを入れられるか？によって、会話に一味利かせるかどうかの境目でもあると思います。

先ほどの質問に対して、「昨日は家に帰って御飯を食べてテレビを観て寝ました。」そして「今週末は友人とランチを食べに行きます。」と答えたとしても会話は成り立ちます。ただ、豊かな会話ではありません。ただの情報の伝達です。

では、どのようにアドリブを盛り込んで答えたらいいのか？

それは、質問を投げてくれた方の人格などによって、それこそ何万通りもあるので明確な例は挙げられません。ただ一つ言えることは、相手が喜んでくれる答え方をしてあげられたら、それが結果的に上手なアドリブをクリエイト出来た、ということになるのだと思います。

あえて漠然とした例を出しますね。質問をしてくれた方が食べることが好きだったとしましょうか。そうであれば、昨日の夕食と今週末のランチに焦点を当てて、味や見た目がどうだったか？などを表現豊かにお話しするのは如何でしょう？

また、お相手が冗談好きな方ならば、ユーモアたっぷりに話せばイイですし、料理に真剣な方ならば、情報としての料理や栄養に関してお話ししたら喜ばれるのではないでしょうか？

アドリブはその場をやり過ごす為のテクニックではないんです。聞き手に幸せを届けたい！と感じる場面での思い遣りなんです。あくまで個人的見解ですが、日々の話のトレーニングにて、それこそ星の数ほどのアドリブが創造できたら素晴らしいと思いませんか？

最後までお読みいただきましてありがとうございます。【担当：太田 登】
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