13 6月

上手な話し方は命をも救う !

こんにちは。
ヒューマン話し方教室の太田登です。九州地方を中心に大雨でした。皆様ご自信もそうですが、大雨の地域が故郷だったり、友人がいらっしゃったり、ご関係者様のご無事をお祈り致します。

では、今日のブログに移ります。テーマは「病院での話し方」です。

まず、ある設定をしましょう。あなたは前夜より頭痛に苦しみ、早朝3時に一人で大病院の救急外来に行くとしましょう。

診察室に入ると担当の先生が、あなたに質問を投げます。

「どうしましたか?」

さぁ、あなたが答える番です。どのように話を組み立てましょうか?
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ここで大切なのは、大病院の救急ですから多くの患者さんが順番を待っています。あなたが診察室にいられる時間はとても少ないと予想できます。でも、自分の症状は出来うる限り正確に先生に伝えなければなりません。

●要領の良い話が求められます。

要領の良い話し方をするには、大きく三つのポイントがあります。

①要点を絞り、

②分かりやすく、

③短時間で話す。

ダメな例をササッと書いてみます。

頭が痛いんです、昨夜から。頭痛は10時ころ始まりました。ちょっと普通じゃない位の痛さで、市販薬を飲みました。すぐ眠くなったので寝ちゃいました。寝たのはだいたい11時位でしたか。昨日の夜から食欲はありませんで、寝る前にポカリスエットだけ飲みました。ペットボトル半分くらいですねぇ。で、頭痛が酷くなったせいで3時に起きちゃって、この救急外来に歩いて来たという事です。

同じ内容を、上記のポイント三つを意識しながら「良い例」として書いてみます。

昨夜、22時頃から尋常でない頭痛が始まりました。市販薬を摂り、スポーツドリンクを200ccほど飲み、23時頃に就寝しました。しかし、頭痛が悪化したせいで3時に目が覚め徒歩で此処に来ました。

いかがでしょう?言っていることは後者の方が伝わり易いと思いませんか?しかも文字数は半分以下です。

また、前者の悪い例のように、話を一度まとめずに、頭に浮かんだことをポンポンとだす話し方をしてしまう事ってないでしょうか?

聞き手である医師の立場になってみると、後者のように話してくれる患者ばかりだと5割増しくらいの医療行為が効率的にできる、と思うのではないでしょうか。

普通の開業医や病院であれば、前者のように話し上手と言えない伝え方をしても支障はそんなにありません。

しかし、これが災害地の緊急診療所だったとしたらどうでしょう?

後者の良い例のように、要領よく話せる患者さんが多ければ、結果として医師も、並んでいる列にいる患者さんも、両方を助けることになるのだと思います。

そうです。どんな状況でも、話は聞き手への思いやりなんです。また、その思いやりは聞き手以外の方々へ届く場合もあるのです。

最後になりますが、上手な話し手は、命を救う可能性すら創造できるんですね(*^^*)

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【担当:太田 登】
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