こんにちは。
ヒューマン話し方教室の太田登です。小雨の横浜地方、朝の散歩に行かれません。でも雨は雨で美しいので今日も心は爽やかに！

スピーチを聞くときのお話をします。

スピーチの場面では、話すことばかりに意識がいってしまいがちですが、聞く方の態度や姿勢もとても重要です。話すのと同じ位に重要です。

ヒューマンのトークジムでも、会社の実際のスピーチでも、何でもいいので一つ状況を頭に浮かべてみて下さい。あなたは、スピーチをしなければなりません。

自分のスピーチの番が回ってくるまでは、他の人が話しているのに、自分のスピーチの事ばかり考えていませんか？

緊張も高まってきます。表情も硬くなります。人の話なんて全く入って来ません！

そして自分の番。今日はここには触れません（笑）

スピーチを無事に終え、着席します。他の人が話しているのに、自分のスピーチの出来がどうだったか？ということばかりに意識がいっていませんか？

これでは周りの方々への思いやりが全くない人ですよね。

あなたがスピーチをしている間に、すべての聴衆があなたと同じように自分のことばかり考えていたら、あなたはどう感じますか？
やはり、聞いてもらいたいと思いませんか？

でも、交換条件ではありませんから、自分も聞くからあなたも聞いてください、と思うことは不自然です。

そもそも、なぜ人のスピーチをしっかり聴かなければならないのでしょう？

話し上手は聞き上手、という言葉もありますが、一人対一人の会話でも、１対100人のスピーチでも言葉のやりとりという点では何ら変わりがありません。話して50点、聞いて50点、合わせて全体が100点になります。

話し手の目を見る。うなずく。笑顔を浮かべる。小声で相槌を打つ。などなど。

聞くと言う行為は、ただ単純に受動的な行動ではなく、一生懸命、人の話を聞くということにより、その会話の雰囲気や場の空気感を格段にアップさせる作用があるのです。あなたが能動的に行動していることになるんです。

ですので、あなたが人の話をキチンとした姿勢と態度で聞ける「思いやり」を持っているかどうか、と言う観点であなたの人間力を測っている人も何処かにいます。

人の話を聞いてない人は評価されません！

いくらスピーチが大成功であっても、50点の評価しかもらえないのです。聞くこと＆話すこと、二つ合わせて100点ですからね。

聞くという行為は、ほとんどの人が目を向けません。という事は、これは話し上手になるためのチャンスです。聞くことを満点で行えば、もうそれだけで50点。自分のスピーチが20点くらいであったとしても、合計すれば70点です。

ぜひ、この「聞く」という、実は能動的な行為を、今日からでも行ってみて下さい。分かる人には分かります。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。【担当：太田 登】
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