こんにちは。
ヒューマン話し方教室の太田登です。梅雨って結構長いなぁと思いますよね。でももし梅雨がなければ、植物は育たず、私たちへの水の供給も不足になります。梅雨の恵みの部分、良いところだけを見ていきましょう(^_^)

今日は無言のコミニュケーションと言うテーマでお伝えいたします。

これからある状況をいくつかお出しします。

①雨の裏通りにて、向こうから傘をさした人がやってきた。

②デパートに入る時、自動ドアでなく手動の重い大きなドアを開けた。

③キャッシュマシンが10台位ある大きな銀行で、自分の番でマシンに行ったら横のマシンも空いていた。

④エレベーターに乗ったら、既に結構な人が乗っていて、自分も含めた全員が同じ階で降りる。

このくらいにしておきましょう。
この①〜④の状況にて、あなたは何かをされていますか？

心理学的な要素のある質問ですから、これが決定的に正しいと言う答えではないことを前提にお読みください。

①の場合
まず傘をさしたまま十分にすれ違えるスペースがあるかどうか？を瞬時に考える必要があります。スペースがあったとしても、お互いがまっすぐ歩いてすれ違えるのか？という点も見なければいけません。そして相手に気を配り、こちらから進路を譲ってあげる気遣いができたら素晴らしいですね。

②の場合
自分がドアを開けた時、一瞬後ろを振り返り、続いて入る人がいるか？を毎回チェックしているのなら、あなたはとっても素敵です。もし人がいれば、そのままドアを開けて手でどうぞ先へ、という合図を送って相手を先に入れて差し上げるのが望ましいですね。

③の場合
あなたの後ろには長い列があります。列の一番前の人に、身振りでココ空いていますよ、と示してあげるのはいかがでしょうか？よく故障中と貼ってあっても、列の先頭からは見えない場合はありますね。そんな時、後ろの方はあなたの気遣いが有難いと思いますよ。

④の場合
最後に乗った人が一番先に降りてしまう光景をよく目にします。これはマナー違反だと感じます。最後に乗ったあなたは、全員が降りるまで「開」のボタンを押し続けるのが、他の方を尊重すると言うことになるのだと思います。

このように、私たちの実社会では、無言のコミニュケーションが必要な状況、または望ましい状況が溢れています。車の運転中や電車に揺られている時も、会社にいる時も全ての時間においてです。

皆さんの周りを見回してください。人望のある人とか人格者と思われている人は、このような無言のコミニュケーションにも長けているはずです。

この人は、なぜこんなにも気遣いができるのだろう？どうしてこんなに魅力的な振る舞いができるのだろう？と考えさせて貰える素敵な人は、実社会の中でのあなたのいい先生、お手本です。

私はその「なぜ？」の答えは、きっと一つに集約できるのだと考えます。それは、その方は何時も周囲の人に愛情を与え、愛情の一つの形として配慮ある行動をしているのではないでしょうか？

良い事はどんどん真似をしていきましょう。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【担当：太田 登】
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