16 2月

人を動かすディベートに弱い。

こんにちは。
当教室のトレーナー、太田です。

私はアメリカに住んでいました。5年です。その後も50回くらい渡米しています。

カレッジでは日々ディベートのレッスンが繰り返されました。仕事ではミーティングと称して、ディベートは日常茶飯事でした。
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日本人はディベートが苦手だと言いますよね。よく耳にするのは、ディベートって喧嘩みたいで嫌だ!とか、ディベートでは黙っている方が無難、という声です。

そもそもディベートにはどんな目的があるのでしょう?•••••その目的の一つは、人それぞれ違うアイデアを持つのは当然だから、それを各自が発表しましょう。そして二人ならベターな意見、三人以上ならベストな意見をとりましょう、そして人を動かすという事です。

一例ですが、ディベートはこんな感じで進みます。

「私のA計画がベターだと思います。あなたのB計画は〜〜〜という欠点があります。」とか「君の戦略は〜〜〜なので効率的ではありません。僕の戦略は会社にもっと利益を与えます。」という風な会話が続きます。

アメリカ人は声も表情も身振りも大きいので、初めて見る人は喧嘩みたいに捉えるかも知れません。でも、喧嘩にはならないんです。上の二つの鍵カッコ文を良く見て下さい。主語は何ですか?•••••最初の文は「計画」、続く文は「戦略」です。

ディベートにおいてアメリカ人は、私の方が優れている、とか、君には欠点がある、という話し方はしません。そして必ず〜〜〜の部分に自分の意見がベターである理由や具体例を入れます。

このあたりがディベートの訓練を積んでいない日本人との決定的な違いです。
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今ディベートに関し、私達に求められている事は、アメリカの真似をすることではありません。歴史も文化も違うのですから。でもディベートの効率性を取り入れないのも勿体無い。では、どうしたら良いのでしょう?

私見です。みんなと違う意見だからこそ輝いている!という意識を、言う側も聞く側も持つべきだと思います。そしてビジネスでは以心伝心に頼りきらない習慣必要だと思います。言わなくても察してよ!っていうのは一歩間違うと甘えです。

今日の結論は、ディベートをすんなり受け入れられるまで、日本中のみんなでコミュニケーション力の全体的な底上げをしましょう!違う考えを持つ相手だからこそ尊重する話し方を学んで行きましょう(^O^)/

結局、人を動かすのは人なのです!

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【担当:太田】
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ヒューマン話し方教室
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