こんにちは。
今日は文句なしの快晴です。もちろん自分も快晴の笑顔！ヒューマン話し方教室の太田登です。

突然ですが、ほとんどの言葉には反対語があります。上↔︎下、需要↔︎供給、高価な↔︎安価な、などですね。

では、「ありがとう」の反対語って知っていますか？ ちょっと調べてみました。

1番しっくりと来た答えは・・・

「あたりまえ」です。

「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」となります。古くは「有難（ありがた）し」といっていたようです。

この意味を少し噛み砕いてみましょう。

ある事がむずかしい、まれである。または、めったにない事にめぐりあう、と言うことです。

もっと言ってしまうと、日常でそうそうない「奇跡」ということになります。

奇跡の反対語は「当然」とか「当たり前」ですよね。私たちは、毎日起こる出来事を、当たり前だと思って過ごしています。

「当たり前」＝「有ることが易しい」ということです。

今日普通に朝起きて、仕事に行けるのが当たり前。仕事場で仲間に会えるのが当たり前。普通に仕事ができるのが当たり前。そして、普通に一日を終え、家に帰れるのが当たり前。

目が見えるのも、耳が聞こえるのも、手足が動くのも、当たり前。話せるのも、食べれるのも、読めるのも当たり前、と感じています。

そして…

大切な人が横にいてくれることが当たり前、自分もその人も生きていることが当たり前、と思ってしまっています。

私事で恐縮ですが、数年前大きな別れを経験しました。理不尽な外部からの原因によって、別れざるを得なかったのです。その人は今も生きていますが、二度と会うことができません。

突然その別れが来るまで、もっともっと沢山の感謝の気持ちを伝え、もっともっと溢れる笑顔を見せてあげればよかった。

誰しも、今日と同じ日が明日も繰り返されると自然に思ってしまいがちです。

でも今日、当たり前のように隣にいてくれる人たちは宝物です。そんな人たちと当たり前のように過ぎ去って行く時間、それこそが人生という名前の宝箱なのです。

当たり前に見える本当の幸せは、実はもろく壊れやすいものです。ふとした瞬間に消え去ってしまう可能性があります。

当たり前とは「有ることが易しい」、その反対語である「有ること難し」＝「ありがとう」を誰にでも言いたくなりませんか？

ありがとう！

見過ごしがちな、でも本当の幸せや奇跡を持っている貴方だけが言える言葉です。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。【担当：太田 登】
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