こんにちは。
ヒューマン話し方教室の太田登です。台風18号が接近していますね。通勤やお出かけの際には十分にお気をつけください。

さて、皆さんは全ての台風に名前がついていることを知っていますか？

今回の台風18号の名前は「Etau」(アータウ)」と言います。台風の命名方法を御紹介いたします。

1990年代以前は台風の名前は、アメリカ軍合同台風警報センターが決めていました。

呼び名は「女性名」ばかりでした。巨大タイフーン「キャサリン！」などは有名です。昭和40年代の台風です。軍の気象学者の奥さんやガールフレンドのニックネームをつけていたそうです。

また、アメリカだけではなく西洋の国々では、台風を含めた「物」を女性として見ることが多々あります。船とか飛行機とか大きくて偉大な物が多いですね。

2000年頃になって、東アジア地域の太平洋で発生した台風には、直接影響を受ける東アジアの国で名前を付けましょうということになりました。 日本を含んだ１４か国の国々で構成された「台風委員会」が決めることになったのです。

１つの国で１０個の名前を出しました。と言うことは、台風の名前は１４０個あることになります。これを発生した順で、台風に命名していくわけです。

日本が命名した今までの台風には、テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキなどがあります。

うーむ。。。想像力の欠如を感じてしまうのは私だけでしょうか？

例えば、大型の台風によって大被害が発生し、怪我をしたり家を失ったりした方々が、あの「台風ウサギ」でひどい目にあいました、と言うのに抵抗はないでしょうか？こんなに軽い名前は嫌だと思わないでしょうか？

もっと、台風ライジンとかドトウとかリュウといった命名がいいのではないかと思います。

名前というのは大変に重要です。

皆さんお一人お一人のお名前もそうです。会社やお店の名前もそうです。小説の名前も同じく重要です。よくマンションなどの建物にも名前はつけられます。

これは、この世で唯一の馴染み深い人や物を尊重し、単者（他物）と区別をすべきだという考えが基になっているのだと思います。

ヒューマン話し方教室で、皆さんにお話ししていただくスピーチも、一回ずつ名前こそつけませんが同じだと思います。唯一無二のものだと思います。

そうです！スピーチやプレゼンはテーマという題名＝名前が付いた偉大で尊敬すべきモノなのです。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【担当：太田 登】
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